ナイトワークには、いろいろなお仕事があるかと思います。
その中でも特に違いが分かり辛いとされているのが「キャバ嬢さん」と「ホステスさん」です。
「なんとなく違うことは分かるけれど、具体的に何の違いがあるかは分からない…」という方が多いのではないでしょうか？
ナイトワークで働こうと思っている方であれば、この違いはかなり気になる内容かと思います。
今回はキャバ嬢さんとホステスさんの違いについて、さまざまな角度から比較してご紹介していきます。
ママの存在
ホステスさんが働くクラブやラウンジ、バーには大抵「ママ」と呼ばれる女性がいます。
ママは1人のホステスさんとして働いていたり経営者であったり、お店によってその立ち位置や業務内容に多少違いはありますが、基本的にはそのお店のホステスさんを統括している存在です。
具体的には自分の顧客様(お客様)やお酒の管理、新人の教育を担当しており、名前の通り「母親」のような存在でもあります。
一方キャバクラでは新人の教育を担当している「ママ」の存在が無いため、先輩キャバ嬢さんや担当ボーイ(黒服)のサポートを受けて働きながら学んでいくことが多いです。
そのため自分で売り込みを行い、フリー指名や場内指名、本指名を獲得する必要がありますが自由度も高いため、自分のやり方や営業方法で接客できるので個性を発揮させることが可能です。
お客様の年齢層
キャバクラとクラブでは雰囲気が異なるため、来客されるお客様の客層にも違いが出てきます。
キャバクラのお客様の傾向としては、「楽しく飲みたい」と考えるお客様が多く、20代～30代などの比較的若い客層も目立つ傾向があります。
学生・サラリーマンが多く、みんなでワイワイ飲めるラフな雰囲気になることが多いでしょう。
クラブのお客様の傾向としては、「落ち着いた雰囲気の中でゆっくりお酒とお喋りを楽しみたい」という方が多く、30代よりも高い年齢の客層が目立つ傾向にあります。
またクラブは会員制である場合が多いので、顔見知りのお客様が増えるでしょう。
ただ、お店の地域や料金によっても客層は大きく変わるため、働き始める前に下見をしてお客様の様子を見ておくのも良いでしょう。
「キャバ嬢」と「ホステス」接客方法の違い
客層が異なるということから、キャバ嬢さんとホステスさんとでは求められる接客方法も違います。
キャバ嬢さんの接客方法
キャバクラでは基本的に「お客様と楽しくお酒を飲む」「明るく元気に話す」という接客が求められています。
ただキャバ嬢さんは1人でお客様を対応するため、自分の話を聞いて欲しい人・自発的には話さない人などそれぞれのお客様タイプに合った接客をすることが求められます。
そのためどのようなお客様でも対応可能なように、話し上手・聞き上手であること、お客様ごとにその対応を変更できるようになることが理想的です。
ホステスさんの接客方法
クラブでは、何人かのホステスさんでお客様を対応するため、そのテーブルでの立ち位置と接客方法が密に関係しています。
お客様の「係（指名）」または口座とも言われます。である場合は積極的に会話をすることが大切ですが、ヘルプとしてそのテーブルに居る場合、あまり前に出すぎないように注意が必要なのです。
そのため複数での接客の際は、同じテーブルに居るホステスさん同士で連携をとることが重要になります。
またお客様の傾向から、キャバ嬢さんよりも「上品で落ち着いた接客」「会話技術を持つ」という接客が求められる傾向にあります。
ヘルプで入った席のお客様から気に入られ、連絡先を聞かれたり同伴に誘われた時は必ずそのお客様の係（ママ）に報告しましょう。
基本クラブは係制度になっているのでキャバクラのように途中で指名（口座）替えという制度はありません。
一度指名をしたらよほどのことがない限りそのお客様の指名はずっとママになります。
ママが持ってるお客様と内緒で連絡を取ってたりすると後々トラブルを招くことがあります。
ママのお客様に気に入られること自体はママにとっても良いことです。
ママの視点から考えると自分 1人でそのお客様を繋げておくよりも、他にもお気に入りの子がいたほうがお客様の来店回数も増えることとなるため、隠すことなくきちんと報告しておきましょう。
そうすると”ポイント制度”のお店ではママが女の子へポイントをつけてくれたりも。結果的に自分もお店も良くなるので、報告もきちんと行いましょう。
「キャバ嬢」と「ホステス」の違いについてまとめ
今回はキャバ嬢さんとホステスさんの違いについて、さまざまな角度から比較してご紹介しました。
- ママの存在
- お客様の年齢層
- 接客方法
キャバ嬢さんとホステスさんは一見同じように見えても、その内容はかなり異なっていることが分かりました。
2つの違いを比べたうえでどちらが自分に合っているかを吟味したうえで、ナイトワークを始められると良いでしょう。
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